TTS・TTB・仲値の違い——銀行で外貨を買うといくら損するか
TTS・TTB・仲値の関係と片道1円の影響を整理し、銀行窓口・両替所・コンビニATM・カード決済の4チャネルの上乗せ幅を同一表で比較。1万ドルを例に「外貨を買う側」のコスト構造を完全版で説明します。
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日本の銀行が対顧客向けに提示する外貨レートに、仲値はありません。あるのは、外貨を買うTTSと売るTTB——仲値(ミッドマーケットレート)に所定のマージンを乗せた価格です。ドル円で仲値が150円なら、TTSは151円前後、TTBは149円前後という具合で、この片道1円が銀行の為替手数料としてそのまま入ります。このページに表示しているのは、その元になっている仲値で、5分ごとに更新しています。
レートの差が効くのは銀行窓口だけではありません。海外でクレジットカードを使うと、為替レートの上乗せに加えて海外事務手数料がかかり、VISA・Mastercardブランドで2.2%前後、JCBブランドで1.6%前後が主流です。さらに店頭の決済端末で「円で支払いますか」と聞かれたら、それはDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)——現地通貨の金額を加盟店側の銀行のレートでその場で円換算する仕組みで、上乗せも付くのが普通です。答えは常に現地通貨、が基本です。
どの金融機関・どのカード・どの日に動かすかは、通貨ペア別のガイドで説明しています。ただ、その前にやることは一つだけです。提示されたレートを、このページの仲値と並べてみる——上乗せがいくらなのかは、それで分かります。
いま、当サイトのデータでは 1 USD = — JPY、1 EUR = — JPY、1 AUD = — JPY—— 仲値をもとにしたデータで、5分ごとに更新しています。銀行窓口・外貨両替機・カードが実際に提示するレートと比べてみてください。
為替レートは、請求書の明細にはほとんど現れない形でお金を食います。4万ドルの仕入先請求書が仲値から0.6%ずれて決済されれば、240ドルのマージンになり、それは請求書ではなく月末の照合表に現れます。個人が直面するのは同じ計算の小さい版です——着金額が足りない送金、自社レートで請求するカード端末。このサイトを作ったのは、お金が動いた後ではなく、価格に同意する前に比較できるようにするためであり、都合の悪いケースも良いケースと同じくらい率直に書き残すためです。アカウントもメールも登録も不要です。
銀行の対顧客レートは、原則として仲値(TTM)に為替手数料を上乗せした形で提示されます。外貨を買うときのTTSは仲値より不利、売るときのTTBも仲値より不利な水準になり、米ドルでは片道あたり1円前後が目安です。カードで払う場合は、この為替の上乗せに加えて海外事務手数料が別にかかります。一般カードの海外事務手数料はJCBブランドで1.6%、VISA・Mastercardブランドで2.2%前後が主流です。
つまり「レートが良い」とは、仲値との差が小さいという意味です。海外で現金が必要なとき、セブン銀行などコンビニATMで知られる銀行のカードは、1回あたり120円前後の固定手数料に加えて国際ブランドの為替手数料(1.6~2%前後)がかかる構造です。一方、空港の両替カウンターやトラベレックスなどの外貨両替所は仲値から数%単位の上乗せが一般的で、街中の銀行窓口よりさらに不利になることがほとんどです。窓口や両替機で提示されたレートと当サイトの数値(仲値ベース)を比べれば、その差がそのまま自分の負担しているコストです。金額が大きいほど、片道1円の差は数千円単位になります。
下の表は円換算で最もよく使われるドル円・ユーロ円・豪ドル円です。旅行先の通貨をクロス円で見たいときも、同じ表の数値をそのまま使えます。カード・ATM・両替所のどれを使うにしても、動く前にここで仲値との差を確認するのが、余分な上乗せを避ける最も確実な方法です。
市場の仲値ベース、5分ごとに更新。窓口レートには通常これに為替手数料が上乗せされます。
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為替レートは情報提供のみを目的としており、金融商品取引法上の投資助言・代理業には該当しません。銀行や送金サービスが提供する実際のレートには上乗せ分が含まれる場合があります。
2本だけ選べばこの2本——片道は「外貨を買う」、もう片道は「海外で支払う」。両方読むと、自分の出費のうち何が為替コストなのかを把握できます。
TTS・TTB・仲値の関係と片道1円の影響を整理し、銀行窓口・両替所・コンビニATM・カード決済の4チャネルの上乗せ幅を同一表で比較。1万ドルを例に「外貨を買う側」のコスト構造を完全版で説明します。
続きを読む →海外事務手数料(JCB 1.6%・VISA/Mastercard 2.2%前後)とDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)の2系統を分離して整理。100ドル相当の3方式決済を同一表で比較し、店頭端末で「現地通貨」を選ぶべき理由を判断できる形で残します。
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各カードは双方向のレートを表示しています — カードをタップすると仲値で即座に換算します。
レートは欧州中央銀行の参考レートや専門の為替APIなど、複数の信頼できる金融データソースから取得しています。ページは5分ごとに新しいレートを取得します。
銀行や両替所は、コストと利益をカバーするためにインターバンクレートにマージンを上乗せします。ここに表示されるのは仲値で、通常より有利です。
複数の信頼できるAPIから取得したリアルタイムの仲値を提供しています。インターバンクレートに非常に近いですが、参考用です。日本語ブログで仲値とTTS・TTB・DCCの関係をやさしく解説しています。
外貨預金は、銀行が提示するTTS(外貨を買うレート)で外貨を買う取引です。預入時点でスプレッド(仲値との差)分のコストが確定し、その後は預金の金利と為替変動で損益が決まります。一方、円からの単純両替もTTSベースですが、外貨預金の金利を得られない分、短期的に両替した方が割高に見えるかもしれません。ただし、外貨預金は中途解約時の手数料や金利環境次第で不利になることもあり、用途が「外貨を保有しておきたい」のか「使うためだけに換えたい」のかで判断が変わります。投資目的なら預入タイミング、金利、コストの3点を比較する必要があります。
どちらも正しく、両者は別のものを指しています。本ページが公表しているのは、大口の金融機関同士が売買する価格の中間点である仲値で、5分ごとに取得しています。銀行が公表しているのは、その銀行が実際に取引するレート、つまり仲値にマージンを乗せた価格です。この差が両替にかかるコストであり、誤りではなく「価格」です。
街中の銀行窓口のほうが基本的に割安です。外貨両替所(空港・市街地ともに)は、設備・人件費・在庫リスクを上乗せするため、銀行窓口と同じ通貨・同じタイミングでもスプレッドが3〜5%と広いのが一般的です。銀行窓口なら、片道1円前後のスプレッドで済むことが多く、特にまとまった金額では差が顕著になります。ただし、銀行窓口の営業時間は限られるため、閉まっている時間帯や休日にしか両替できない場合は、両替所の手数料を「時間の対価」として許容するか、オンライン送金サービス(Wise等)も選択肢に入れて検討する余地があります。
通常は応じないほうが得です。これはDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)で、加盟店側の銀行が独自に決めたレートで換算し、さらに手数料を上乗せするのが一般的です。そのため、承認する金額は現地通貨で払う場合よりほぼ必ず高くなります。現地通貨を選べば換算はカードブランド側に委ねられ、通常はこちらのほうが安くなります。
為替レートは取引によって絶えず決まる価格で、新しい情報が入るたびに動きます——中央銀行の決定、物価や雇用の統計、通貨間の大きな資金移動などです。本ページは5分ごとに更新しているため、1分前と少し違うことは誤りではなく当然のことです。自分で選べるのは、どのくらいのマージンを受け入れるかであって、相場がどちらに動くかではありません。
仲値(ミッドマーケットレート)は、銀行同士が売買する価格の中間点です。参照値であって、誰かが個人に売る価格ではありません。本ページは160以上の通貨についてこの値を表示し、各通貨ペアを両方向で並べています。USD/JPYとJPY/USDを並べて見ると、買値と売値が同じ数字ではないことが一目で分かります。仲値を挟んで上下に分かれ、その幅が窓口の取り分です。国内の主要銀行が毎営業日発表する仲値(TTM)と混同しないでください。あれは貿易決済などで使われる公表値で、ここに表示しているのは銀行間取引の仲値です。
具体例:1万米ドルを円に換える場合。仲値が1ドル150円なら、仲値ベースでは150万円です。銀行のTTS(外貨を売るレート)が151円なら、同じ1万ドルに151万円を払うことになり、差は1万円(約0.66%)。カードで1万ドルを決済し、海外事務手数料が2%なら、仲値換算の150万円に3万円が加算されます。同じ日・同じ金額でも、経路の選び方だけで数万円変わります。ここに載っている数字を基準にすれば、その差が「為替手数料」なのか「レートの上乗せ」なのかを切り分けられます。
このページの数値はすべて、4つの公開データソースから取得しています:ExchangeRate-API(プロ向けのAPI)、欧州中央銀行の日次参考レートを再配信するFrankfurter、open.er-api.com、exchangerate.host。ページは5分ごとに新しいデータを要求し、直前の結果を最大30分ローカルに保持します(再訪時はそのスナップショットをすぐ表示し、裏で更新します)。最後に取得できた時刻はコンバーターの横に表示しています。「秒単位でリアルタイム」と言い切るより、いつ時点の数字なのかを示すほうが正確だと考えています。
4つのソースが食い違うことはまれですが、食い違った場合は、欧州中央銀行が公表している主要9通貨(EUR、GBP、JPY、CAD、AUD、CHF、CNY、HKD、SGD)についてはECB参考レートを優先し、それ以外は各ソースの平均を採ります。
この仕組みは、ほかで見かける小さなズレの説明にもなります。Google Financeや各銀行も仲値を公表していますが、切り取った時刻が数秒から数分ずれています。そもそも銀行の表示レートは仲値そのものではなく、仲値にマージンを乗せた価格です。当サイトの数値と1~2銭ずれていても、どちらかが間違っているわけではありません。
レートは情報提供のみを目的とした参考値であり、金融商品取引法上の投資助言・代理業には該当しません。銀行・カード会社が実際に適用するレートに代わるものではないため、お取引の条件は必ず金融機関が提示する内容をご確認ください。数値に誤りを見つけた場合は、お問い合わせページから直接ご連絡ください。
このページは「基準」として使ってください。実際に適用される価格ではありません。金額を入力し、2つの通貨を選んで仲値を確認します。そのうえで、同じ通貨ペアについて同じ日に銀行・カード・送金サービスが提示しているレートを見てください。2つの差が、そのサービスを使うコストです。
差の大部分を決めるのは2点です。そのレートが現金用か送金用か(現金レートは通常不利です)。そして、端末やプラットフォームが手元の通貨に換算してから請求してくるかどうか。どちらも支払額を大きく変えるので、判断の前に自分で数字を出しておく価値があります。どちらの場合も、通貨ペア別のガイドで計算例つきで説明しています。
ひとつ知っておくべき注意点があります。ここの数値の根拠になっている公開参考レートは、刻々と動く相場ではなく営業日に1回の発表です。そのため、ページ自体は数分前に取得したデータでも、週末や祝日には「基準日」が1~2日前になっていることがあります。当サイトが「リアルタイム」と書かずに取得時刻を表示しているのはこのためです。土曜日に両替するとき、実際に使われているのは金曜発表の参考レートです。
ここに表示しているのは参照値で、約定できる価格ではありません。仲値そのままで送金してくれる金融機関はありません。レートが本当に効いてくる場面——送金、手付金、授業料——では、数日待つよりも、同じ日の午後に2つの窓口を比べるほうが結果は変わります。このページで基準を決め、窓口の提示額との差を「相手に払う価格」として読んでください。
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